朝鮮人民軍FM放送を韓国でも受信
2010-06-13
北、対南放送の実態‘朝鮮人民軍FM放送’を確認
東北アジア放送研究会が月報で…“対南放送の可能性が高い”
北朝鮮が韓国の対北心理戦放送再開に激しく反発しているが、北朝鮮は昨年から既に対南放送をしていた事実が明らかになった。
対北放送と国際放送専門聴取団体の東北アジア放送研究会は6日、『東北アジア放送研究月報通巻第34号』で「昨年5月に探し当てた正体不明のFM放送が『朝鮮人民軍FM放送』であると確認された」と明らかにした。
研究会は「5月10日午後6時頃、同一周波数で同じ放送を再度受信、『朝鮮人民軍FM放送です』というスペイションID(放送社のイメージと放送局名を知らせるための音声や映像)が確認され、この放送の正体が公式的に明らかになった」と説明した。
この研究会は月報を通じ、日本駐在の本会会員が2009年5月2日(19時頃)と5日(17時頃)二度にかけて95.5MHzで国名が不明な北朝鮮放送を受信していたと伝えていた。
昨年5月からこの『正体不明のFM放送』が受信され、2009年5月5日に受信された放送は1949年5月5日の韓国による北侵略挑発策動について当時の関係者らの座談会が送出されていたと伝えた。
「この放送は人民軍を対象にした放送を標ぼうしているが、全般的な内容は韓国当局に対する強い批判であり心理戦の性格が強い。ただし放送音質が電話回線ないしはモノラルサウンドの様であり、前線部隊への陳中放送STL周波数である可能性もある」と伝えた。
放送を受信した日本駐在会員は「該当放送の送信地域は江原道北側地域であると推定され、主に夕方の時間帯に受信する傾向がある」と明らかにした。
一方で、以前から存在が知られていた北朝鮮軍の教育媒体『最前線哨兵のための放送』(中波161、短波3026khz)は相変らず朝鮮中央放送を中継している。現在、北朝鮮当局が運営するFM媒体は対南用『平壌FM放送』と軍事用『朝鮮人民軍FM放送』等の計2つとなる。
東北アジア放送研究会パク・ソンムン副理事長は7日、デイリーNKとの電話通話で「昨日夕方7時頃に自動車で移動中にカーオディオでこの放送を聞いた。昨日は金正日の軍部隊視察のニュースなどが流れてきた」と伝えた。
「ソウルでも状態が良くないが、カーオディオ等の受信感度が強い機械で受信が可能だ」とし、日本で放送が聞こえる理由を「電波を超強力に使うと言うよりは、FM電波の特性上直進性が強く電波が遠くに行くほど聞こえなくなるが、夏場にはFM電波も電離層を形成し遠い地域までも放出される現象が起きる。この為日本で 放送が受信される場合がある」と説明した。
「様々な情況から判断した時、今回発見された『朝鮮人民軍FM放送』は韓国を念頭に置いた放送の可能性が大きい。休戦ライン地域の南側軍人や周辺住民を対象にした可能性が高い」と明らかにした。
Daily NK [2010-06-10 16:36]
http://japan.dailynk.com/japanese/read.php?cataId=nk00100&num=9551
受信データから明らかに当方の受信が元になっていますが、私は会員ではありません。
当方が受信音をお送りした方を、先方が受信者と誤解してるのかもしれません。
http://fmdx.blog81.fc2.com/blog-entry-66.html
http://fmdx.blog81.fc2.com/blog-entry-69.html
http://fmdx.blog81.fc2.com/blog-entry-372.html
東北アジア放送研究会が月報で…“対南放送の可能性が高い”
北朝鮮が韓国の対北心理戦放送再開に激しく反発しているが、北朝鮮は昨年から既に対南放送をしていた事実が明らかになった。
対北放送と国際放送専門聴取団体の東北アジア放送研究会は6日、『東北アジア放送研究月報通巻第34号』で「昨年5月に探し当てた正体不明のFM放送が『朝鮮人民軍FM放送』であると確認された」と明らかにした。
研究会は「5月10日午後6時頃、同一周波数で同じ放送を再度受信、『朝鮮人民軍FM放送です』というスペイションID(放送社のイメージと放送局名を知らせるための音声や映像)が確認され、この放送の正体が公式的に明らかになった」と説明した。
この研究会は月報を通じ、日本駐在の本会会員が2009年5月2日(19時頃)と5日(17時頃)二度にかけて95.5MHzで国名が不明な北朝鮮放送を受信していたと伝えていた。
昨年5月からこの『正体不明のFM放送』が受信され、2009年5月5日に受信された放送は1949年5月5日の韓国による北侵略挑発策動について当時の関係者らの座談会が送出されていたと伝えた。
「この放送は人民軍を対象にした放送を標ぼうしているが、全般的な内容は韓国当局に対する強い批判であり心理戦の性格が強い。ただし放送音質が電話回線ないしはモノラルサウンドの様であり、前線部隊への陳中放送STL周波数である可能性もある」と伝えた。
放送を受信した日本駐在会員は「該当放送の送信地域は江原道北側地域であると推定され、主に夕方の時間帯に受信する傾向がある」と明らかにした。
一方で、以前から存在が知られていた北朝鮮軍の教育媒体『最前線哨兵のための放送』(中波161、短波3026khz)は相変らず朝鮮中央放送を中継している。現在、北朝鮮当局が運営するFM媒体は対南用『平壌FM放送』と軍事用『朝鮮人民軍FM放送』等の計2つとなる。
東北アジア放送研究会パク・ソンムン副理事長は7日、デイリーNKとの電話通話で「昨日夕方7時頃に自動車で移動中にカーオディオでこの放送を聞いた。昨日は金正日の軍部隊視察のニュースなどが流れてきた」と伝えた。
「ソウルでも状態が良くないが、カーオディオ等の受信感度が強い機械で受信が可能だ」とし、日本で放送が聞こえる理由を「電波を超強力に使うと言うよりは、FM電波の特性上直進性が強く電波が遠くに行くほど聞こえなくなるが、夏場にはFM電波も電離層を形成し遠い地域までも放出される現象が起きる。この為日本で 放送が受信される場合がある」と説明した。
「様々な情況から判断した時、今回発見された『朝鮮人民軍FM放送』は韓国を念頭に置いた放送の可能性が大きい。休戦ライン地域の南側軍人や周辺住民を対象にした可能性が高い」と明らかにした。
Daily NK [2010-06-10 16:36]
http://japan.dailynk.com/japanese/read.php?cataId=nk00100&num=9551
受信データから明らかに当方の受信が元になっていますが、私は会員ではありません。
当方が受信音をお送りした方を、先方が受信者と誤解してるのかもしれません。
http://fmdx.blog81.fc2.com/blog-entry-66.html
http://fmdx.blog81.fc2.com/blog-entry-69.html
http://fmdx.blog81.fc2.com/blog-entry-372.html
コメント
小林さん、はじめまして。
あの国の放送は国内向けでも南非難に満ちていますから、
これだけでは本当に対南放送かどうかは判りませんよね。
そもそも韓国でまともに聞こえない対南放送と言うのは疑問です。
昨年、当方がEsで受信して以来、1年もの間、韓国では全く受信されていません。
本当に対南放送ならば韓国から情報が出てきても不思議ではありませんでした。
今年、突然、韓国で受信されたのは昨年と同じものと言う保障はありません。
何か新たな情報を入手されましたら、お知らせくだされば幸いです。
あの国の放送は国内向けでも南非難に満ちていますから、
これだけでは本当に対南放送かどうかは判りませんよね。
そもそも韓国でまともに聞こえない対南放送と言うのは疑問です。
昨年、当方がEsで受信して以来、1年もの間、韓国では全く受信されていません。
本当に対南放送ならば韓国から情報が出てきても不思議ではありませんでした。
今年、突然、韓国で受信されたのは昨年と同じものと言う保障はありません。
何か新たな情報を入手されましたら、お知らせくだされば幸いです。
はじめまして。
私も毎年TV-FM受信ガイドではお世話になり、朝鮮半島の放送事情にに興味をもっている者です。
よろしくお願いします。
さて、この34号の会報のファイル開いてみました。会報には
「去年5月、本会が探し出した正体不明のFM放送が“朝鮮人民軍FM放送”であると確認された」
とDaily NKの引用部分の通りしっかり断定しておりました(笑)
「走りすぎ」は勿論の事、Inoさんの仕事に対して「本会が探し出した…」はいかがなものかと…(苦笑)
また、大変貴重な受信音のアップ、ありがとうございました。正直鳥肌ものでした。
私も毎年TV-FM受信ガイドではお世話になり、朝鮮半島の放送事情にに興味をもっている者です。
よろしくお願いします。
さて、この34号の会報のファイル開いてみました。会報には
「去年5月、本会が探し出した正体不明のFM放送が“朝鮮人民軍FM放送”であると確認された」
とDaily NKの引用部分の通りしっかり断定しておりました(笑)
「走りすぎ」は勿論の事、Inoさんの仕事に対して「本会が探し出した…」はいかがなものかと…(苦笑)
また、大変貴重な受信音のアップ、ありがとうございました。正直鳥肌ものでした。
tuskさん、はじめまして。
情報ありがとうございます。“そのまま”でしたかw
私も「朝鮮人民軍FM放送です」のアナウンスを聞いたときはゾクゾクっと来ました。
VHF-DXを長年やっていても、これほどゾクゾク感を得られるのは滅多にありません。
放送目的はこれから明らかになってくるでしょうが、
軍事境界線付近で一般人の受信調査はできるんですかね。
境界線付近でラジオを聞いていると怪しまれそうですし。
情報ありがとうございます。“そのまま”でしたかw
私も「朝鮮人民軍FM放送です」のアナウンスを聞いたときはゾクゾクっと来ました。
VHF-DXを長年やっていても、これほどゾクゾク感を得られるのは滅多にありません。
放送目的はこれから明らかになってくるでしょうが、
軍事境界線付近で一般人の受信調査はできるんですかね。
境界線付近でラジオを聞いていると怪しまれそうですし。
Inoさん、tuskさん、おはようございます。
Inoさんがアップされている受信音のうちのひとつをよく拝聴してみたところ、北朝鮮に「義挙」した韓国軍の軍人が共和国北半部の「仁徳政治」によって享受している「価値ある人生」に関する話題のようですね。例えばこの内容が「対南放送」うんぬんの根拠になっているのかも知れません。提供先の方からはその説明は受けていらっしゃいますか?
もしこの種の番組が他メディアよりも明らかに頻繁に放送されているのだとすれば、「可能性が高い」と(他の情報と抱き合わせで)判断するのも確かに理解はできますし、番組自体は「付近にいる国軍兵士が聞くのを念頭に置いたものとも解釈できる」とも思えますが、いずれにせよ、それはもう少し長いスパンで観測していく必要がある問題と思われます。それにしてもDailyNKの記事にこのことが書いていないとは…わりと重要なポイントなんですが(汗)
Inoさんがアップされている受信音のうちのひとつをよく拝聴してみたところ、北朝鮮に「義挙」した韓国軍の軍人が共和国北半部の「仁徳政治」によって享受している「価値ある人生」に関する話題のようですね。例えばこの内容が「対南放送」うんぬんの根拠になっているのかも知れません。提供先の方からはその説明は受けていらっしゃいますか?
もしこの種の番組が他メディアよりも明らかに頻繁に放送されているのだとすれば、「可能性が高い」と(他の情報と抱き合わせで)判断するのも確かに理解はできますし、番組自体は「付近にいる国軍兵士が聞くのを念頭に置いたものとも解釈できる」とも思えますが、いずれにせよ、それはもう少し長いスパンで観測していく必要がある問題と思われます。それにしてもDailyNKの記事にこのことが書いていないとは…わりと重要なポイントなんですが(汗)
小林さん、こんにちは。
番組タイトルなどは伺ってましたが、「対南放送」というのは報道で知りました。
韓国で初めて受信されたのは今年の6月6日のようで、おそらく根拠は当方の受信だけでしょう。
NEABIの月報をDLして読みましたが、韓国で受信したとの記述はなかったですし。
実際にはアップしてあるよりも長時間(といっても全部合わせて30分程度)受信しているので、
そこに何か根拠があったのかもしれませんが、報道では平壌FM放送も対南放送と断定していますし、
全体的に先走り感があるような印象は受けます。
番組タイトルなどは伺ってましたが、「対南放送」というのは報道で知りました。
韓国で初めて受信されたのは今年の6月6日のようで、おそらく根拠は当方の受信だけでしょう。
NEABIの月報をDLして読みましたが、韓国で受信したとの記述はなかったですし。
実際にはアップしてあるよりも長時間(といっても全部合わせて30分程度)受信しているので、
そこに何か根拠があったのかもしれませんが、報道では平壌FM放送も対南放送と断定していますし、
全体的に先走り感があるような印象は受けます。
韓国での受信の記述はないのですね。
「日本駐在の本会会員…」の件にしても、研究会のサイトにも↑の記事はアップされています。当事者も見ているはずなのでしょうが、特に記事内容について「記事には誤りがある」などというコメントはだれもしていません。
何だか酷い話ですね…。
「日本駐在の本会会員…」の件にしても、研究会のサイトにも↑の記事はアップされています。当事者も見ているはずなのでしょうが、特に記事内容について「記事には誤りがある」などというコメントはだれもしていません。
何だか酷い話ですね…。
韓国でも受信できるようなので、正体は追い追い解明されるでしょう。
当然、国家情報院あたりも調査しているでしょうから。
当然、国家情報院あたりも調査しているでしょうから。
そうですね。
彼らが結論を急ぎすぎずにもう少し粘り強く調査、分析をしてくれるのを望みたいところです。
長々とお騒がせいたしました。
また、今後もInoさんのブログを受信の参考にさせていただきますm( )m
彼らが結論を急ぎすぎずにもう少し粘り強く調査、分析をしてくれるのを望みたいところです。
長々とお騒がせいたしました。
また、今後もInoさんのブログを受信の参考にさせていただきますm( )m
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私自身は東北アジア放送研究会の会員ではありますが、実はパソコンの都合により会報のファイルが開けず、当該の会報の内容を見ていないのではっきりとは断言できません。しかし、もしここで紹介された記事に記された要素だけだとするなら、「昨年から既に対南放送をしていた事実が明らかになった」という記事の書き方は個人的には少し「走りすぎ」のような気がします(笑)